小児の矯正 症例2(9歳女児)

上突咬合(出っ歯さん)で、1期治療ではとび出ている上の前歯を後退させました。
これにより、外傷等のリスクを軽減させ、またくちびるが閉じやすくなりました。
さらに萌出障害をおこしていた永久歯を萌出させることもできました。
上の前歯を後退させた分、犬歯が外にはじかれて出てきていますが、それは第2期治療で対処する予定です。
1期治療により上の前歯を後退したため、第2期治療での負担は軽くなりました。

口腔内正面

口腔内側面

顔面側貌(口唇部)

小児の症例2
1.主訴:出っ歯
2.診断名:上突咬合、下後退顎、上下顎叢生歯列弓
3.年齢:9歳7か月
4.治療に用いた装置:セクショナルアーチ
5.抜歯部位:なし
6.治療期間:9か月
7. 治療費総額の目安:¥495,000〜¥531,000(税別)
一般的なリスク・副作用:初めて装置を装着した時やワイヤー調整後、個人差はありますが、違和感や咬むと痛みを感じることがあります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
  個別リスク・副作用:側方歯群の萌出に伴い後退した前歯の後戻りが生じる可能性があります。



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