症例4 下突咬合(下の歯がでている)(24歳 女性)

下突咬合とは:
食べ物がよく咬めない、話していることが聞き取りにくいという事が起こりがちです。また、横からみると下唇がとびでた感じが目立ち審美的によくありません。
遺伝が原因で生じたり、扁桃腺が大きく舌などを出す癖があると生じたりします。

口腔内正面

口腔内側面

顔面側貌(口唇部)

動画症例4
1.主訴:受け口、下の唇が出ていること
2.診断名:下突咬合、両突歯列
3.年齢:24歳8か月
4.治療に用いた装置:マルチブラケット装置
5.抜歯部位:上下顎両側第一小臼歯
6.治療期間:2年4か月
7. 治療費総額の目安:¥1,031,000〜¥1,117,000(税別)
8.一般的なリスク・副作用:初めて装置を装着した時やワイヤー調整後、個人差はありますが、違和感や咬むと痛みを感じることがあります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
  個別リスク・副作用:反対咬合で、下顎前歯の後退量が大きいので下顎前歯が歯根吸収する可能性があります。
また歯槽骨の低下、それに伴う歯肉レベルの低下のリスクがあります。
下顎歯列の叢生の改善に伴いブラックトライアングル(下部鼓形空隙)が生じることがあります。



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